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『春の波涛』(はるのはとう)は、NHKが1985年1月6日から12月15日に放送した23作目の大河ドラマ。全50回。 == 概要 == 中島丈博の脚本で、原作は杉本苑子の小説『冥府回廊』『マダム貞奴』。「近現代三部作」の第2弾である。日本の女優第一号である川上貞奴を中心にした群像劇で、明治・大正期を文化や世相からとらえた意欲作である。貞奴の夫である川上音二郎、福澤諭吉の娘婿で「電力王」の異名をとり、貞とのロマンスでも知られる福澤桃介、芸者時代に貞を水揚げした伊藤博文など幅広いキャラクターが登場したが、視聴率では低迷した。平均視聴率は18.2%、最高視聴率は24.7%〔ビデオリサーチ NHK大河ドラマ 過去の視聴率データ 〕。 2013年に『八重の桜』が放送を開始するまでは、昭和期まで生きた実在人物を主人公とした唯一の大河ドラマ作品であった。また、明治以降生まれの実在人物が主人公になった作品としては現在も唯一の作品でもある(『八重の桜』の主人公である新島八重は1845年生まれ)。ただし、主人公の最期まで描かれているわけではなく、大正時代の描写で終わっている(貞奴が亡くなったのは1946年)。 涛の字は本来は「濤」である。まれに濤の字を用いていることがある。 山口玲子に著作権侵害を訴えられたことから、「春の波濤」事件という著作権裁判で問題となった作品だが、NHKが勝訴しているので再放送及びDVD化が望まれていた。2007年11月からホームドラマチャンネルで放送され、2012年11月よりNHKオンデマンドで総集編の配信が始まったが、2013年現在もソフト化は行われていない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「春の波涛」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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